あちらこちらで抱きあい
キスを交わす恋人たち
パリは恋人たちのためにある街
でも特別に素敵な恋をしたいのなら
エッフェル塔に行こう
ようやく桜が開花して、待ち焦がれた春がやってきました。
恋も一緒に...?
Melody Gardot メロディ・ガルドーの「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」は、
恋人たちの熱い愛情表現があふれるパリを愛おしむ、お洒落なジャズバラード。
恋愛が現在進行形の方も、そうでない方も、
美しい恋の街・パリの風景を眺めながら、しばし幸せいっぱいの気分に浸ってみてくださいね。
「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」ってどんな曲?
★作詞&作曲 Melody Gardot メロディ・ガルドー, Philippe Baden Powell フィリップ・バーデン・パウエル, Jacques Bungert ジャック・バンジェール
★発表年 2022年
歌詞はこのような内容です
人々はカフェテラスでキスを交わし
手をつないで歩いている
唇の端には
少し甘すぎる感じがするけれど
全体的に見れば
よくあるちょっと素敵な光景ね
私が思うに
パリはキスをするためにある街
でも本当のキスは
どこで見つかるのかしら?
コンコルド広場や
チュイルリー公園では
観覧車が回り ※1
人々は生きて、笑っている
ノートルダムの岸辺で
今も聞こえてくる
「パダム・パダム」のメロディ ※2
でも、もっと素敵な恋を望むのなら
エッフェル塔でキスをしよう
抱きしめあい
キスをすれば
幸せになれるし
心が満たされる
でもただのキスだけじゃ
特別なものにはならないわ
完璧な場所があってこそ
キスは最高に輝くのよ
あなたの唇が
私の唇に触れると
火花が散るようにときめく
キスをするなら
キスをするなら
さあ行きましょう
エッフェル塔でキスをしよう
エッフェル塔の下や
エッフェル塔のそばでね
※1 パリのコンコルド広場または隣接するチュイルリー公園に、冬期(11月中旬〜2月中旬頃)に現れる移動式の「Grande Roue de la Concorde 大観覧車」のこと。
エッフェル塔やシャンゼリゼ通り、凱旋門を一望でき、夜はトリコロールカラーにライトアップされて、パリの美しい夜景を楽しめる名物スポット。
※2 「Padam padam パダム・パダム」は、1951年に Édith Piaf エディット・ピアフが発表した有名なシャンソン。
パリと恋人たちの愛情表現をテーマにした優しいジャズバラードです
アメリカ出身のジャズシンガー Melody Gardot メロディ・ガルドーの「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」は、
パリの街の風景に溶けこむような、恋人たちのフランスらしいストレートな愛情表現を歌った、お洒落な曲。
カフェテラス、ノートルダム寺院、セーヌ河畔、コンコルド広場やチュイルリー庭園など、
パリらしい、でも少しありきたりな風景が出てきますが、
同様に、そこかしこで繰り広げられる、カップルが抱きあい、キスをしている光景を、
ちょっと余ったるいし、ベタ過ぎてありきたりだけれど、でもやっぱり素敵ね、と優しく肯定的にとらえます。
「Padam padam パダム・パダム」は、
心臓の鼓動を思わせるリズムにのせて、数々の恋の思い出を振りかえるエディット・ピアフの名曲で、
"パリには今もたくさんの恋のメロディが流れている" ことを表現。
タイトルにもなっている "エッフェル塔" は、
世界的なロマンのシンボルであり、そこでは愛の感じ方が最高のものになる、特別な場所として描かれています。
シンプルなピアノ伴奏だけで、メロディのやさしい歌声がゆったりと流れる、静かなジャズバラード。
美しい場所と、美しい音楽があれば、愛はもっともっと輝くことを象徴するような1曲です。
やはりロマンチックで素敵なパリの恋
歌詞の中には、フランス語らしい愛情表現がたくさん出てきます。
"s’embrasser キスする" は、とても自然でポジティブな、日常的行為としてよく使われる言葉。
"s’enlacer 抱きしめる" には、体も感情も距離が近いという意味がこめられ、
"allumer une étincelle 火花をつける" は、心ときめき、恋が始まる熱い瞬間を表現。
日本語(日本人)の愛情表現は、
遠回しで控えめ、あまり表に出さず、心の中の感情を大切にするのに対し、
フランス語(フランス人)は、
愛情表現がストレートで、ごく自然な身体的表現とともに、愛を積極的にはっきりと言葉に出して伝える文化。
さて、あなたはどちら派?
二つの文化の違いと、それぞれのロマンチックな表現スタイルを比べながら聴いてみるのも、面白いかもしれません。
メロディ・ガルドーのパリへの愛から生まれた曲です
メロディ・ガルドーは、1985年、ニュージャージー州生まれのアメリカ人シンガーソングライターですが、
フランスとのつながりが強いアーティストです。
フランス語の曲も何曲も発表していて、フランス人ミュージシャンとの共演や、パリでの活動経験もあるため、フランスでもとても人気があります。
この曲は、パリでの生活や経験からインスピレーションをうけて作られた、2022年のアルバム「Entre eux deux 二人の間で」の収録曲。
詩的で繊細な歌詞を、落ち着いたジャズやボサノバなどで表現する彼女の音楽スタイルは、
静かな大人の女性の雰囲気とも相まって、フランスのシャンソン文化とよくマッチしています。
“Gardot ガルドー” という名字の出自はフランス系、またはヨーロッパ系の可能性がありますが、
彼女自身はアイデンティティを強く主張することもなく、
フランス文化を愛し、深く影響をうけた国際的アーティストとして、自身の音楽に取り入れるという文化的な選択をしていることから、
彼女の音楽はフランス人のみならず、世界中のリスナーにも自然に響くのだと思います。
メロディについては、「Souvenirs manqués 失われた記憶」でもご紹介しています。
「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」の動画
パリの恋人たちのキス映像満載の動画です
老若... 男女... 人種... 問わず...
ここ... かしこで...
まさにパリの街に一体となって溶けこんでいる風景?
ピアノを弾いているのは、この曲を共作した Philippe Baden Powell フィリップ・バーデン・パウエル。
1978年パリ生まれの、フランス系ブラジル人ピアニスト兼作曲家で、
この作品が収録されているアルバム「Entre eux deux 二人の間で」では、メロディとのデュエットでヴォーカルも披露しています。
À La Tour Eiffel - Melody Gardot (2022)
ラヴラヴ映像なしで、落ちついて聴きたい方はこちらでどうぞ
アルバムからのクリップです。
À La Tour Eiffel - Melody Gardot (2022)
「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」を含む10曲が収録された、アルバム「Entre eux deux 二人の間で」をまとめた動画のリンクです。
Album "Entre eux deux" – Melody Galdot & Philippe Powell (2022)
Youtube活用メモ
一緒に歌う場合は、テンポを遅めにしたり、ループ再生にすると便利です。
*画面をクリックすると右下に出る「歯車マーク」をクリックして、「再生速度」を 0.75 か 0.5 に設定しましょう。
*「歯車マーク」の「その他のオプション」(パソコンの場合は右クリック)から「ループ再生」をオンにしましょう。
*Youtubeサイトに移動せずに本サイト上で再生するとCMが入りません。
※すぐ歌われる場合は、こちらをクリックしてください。
本サイト独自の発音表記について
フランス語をできるだけ正しく発音するために、次のことをご確認ください。
シャンソニアネット独自のルビ表記と発音について
★「r」は「ら、り、る、れ、ろ」とひらがなの赤字で表記。舌先を下の歯の裏に当てて、喉を震わせて発音します。
★「鼻母音」は「~」を添えて表記。鼻から息を抜きながら発音します。
①「an, em, en, em」は、口を大きく縦に開けた「オ」の形で「ア~」と発音。「オ~」「コ~」「ソ~」「ト~」など青字で表記。「r」につくときは「ろ~」。
②「in, im, ein, ain, un, um」は口を横に開いた「エ」の形で「ア~」と発音。
③「on, om」は、口を丸くすぼめて鼻から「オ~」と発音。
⇒ その他の発音など、詳しくは「フランス語発音のポイント」「本サイトのルビについて」「歌う前の準備~歌ってみよう」をご参照ください。
リエゾンやアンシェンヌマンについて
単語を続けて発音する「リエゾンやアンシェヌマン」の箇所には下線を引いてあります。歌手により異なる場合もあります。
「MÀ la tour Eiffel エッフェル塔にて」フランス語歌詞
単語一つずつではなく、歌のメロディやフレーズに合わせてルビの区切りを入れてあります。
同じ歌手でもアレンジやバージョンによって、また別の歌手が歌う場合なども、歌詞が異なる場合があります。
印刷用歌詞 PDF(ルビつき&ルビなし)
印刷する場合はフランス語歌詞(ルビつき&ルビなし)のPDFを下記よりダウンロードしてカラー印刷してください。
⇒「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」歌詞PDF(ルビつき)
⇒「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」歌詞PDF(ルビなし)
ルビつきフランス語歌詞
短めにフレーズを区切って表記していますが、スマホの場合は画面を横長にしてスクロールしながらご覧ください。
「À la tour Eiffel エッフェル塔にて」
Les gens s'embrassent
レ ジョ~ ソ~ブらッス
sur les terrasses
スュる レ テらッス
Et se baladent
エ ス バラードゥ
main dans la main
マ~ ド~ ラ マ~
Au coin des lèvres
オ クワ~ デ レーヴる
c'est un peu mièvre
セタ~ プゥ ミエーヴる
Tout semble donc
トゥ ソ~ブル ド~ク
un peu cliché
ア~ プゥ クリシェ
À mon avis
ア モ~ナヴィ
Paris est fait pour s'embrasser
パり エ フェ プゥる ソ~ブらッセ
Mais où trouver
メ ズゥ トゥるゥヴェ
le vrai baiser?
ル ヴれ ベゼ?
À la Concorde
ア ラ コ~コるドゥ
et aux Tuileries
エ オ テュイルりー
La roue qui tourne,
ラ るゥ キ トゥるヌ、
ça vit, ça rit
サ ヴィ、サ り
Puis sur les quais
ピュイ スュる レ ケ
de Notre-Dame
ドゥ ノートゥるダム
On entend encore
オ~ノ~ト~ オ~コーる
Padam, padam
パダム、パダム
Mais si l'on cherche
メ スィ ロ~ シェるシュ
une romance encore plus belle
ユヌ ろモ~ソ~コーる プリュ ベル
On va s'embrasser
オ~ ヴァ ソ~ブらッセ
à la Tour Eiffel
ア ラ トゥーれッフェル
〈間奏〉
Quand on s′enlace,
コ~ト~ ソ~ラッス、
quand on s′embrasse,
コ~ト~ ソ~ブらッス、
Ça rend heureux,
サ ろ~ヌゥるゥ、
ça nous réjouit
サ ヌゥ れジュィ
Mais nos baisers
メ ノ ベゼ
sont sublimés
ソ~ スュブリメ
Lorsque l'on a
ロるスク ロ~ナ
l'endroit parfait
ロ~ドゥるワ パるフェ
Tes lèvres
テ レーヴる
sur les miennes allument une étincelle
スュる レ ミエンナリュ ミュネタ~セル
Pour s'embrasser,
プゥる ソ~ブらッセ、
pour s'embrasser,
プゥる ソ~ブらッセ、
alors allons-y
アローる アロ~ズィ
On va s'embrasser,
オ~ ヴァ ソ~ブらッセ、
à la Tour Eiffel,
ア ラ トゥーれッフェル
sous la Tour Eiffel,
スゥ ラ トゥーれッフェル、
autour de la Tour Eiffel
オトゥーる ドゥ ラ トゥーれッフェル
フランス語歌詞(ルビなし)
リエゾン、アンシェンヌマンの箇所に下線をつけてあります。
"À la tour Eiffel"
Les gens s'embrassent
sur les terrasses
Et se baladent
main dans la main
Au coin des lèvres
c'est un peu mièvre
Tout semble donc
un peu cliché
À mon avis
Paris est fait pour s'embrasser
Mais où trouver
le vrai baiser?
À la Concorde
et aux Tuileries
La roue qui tourne,
ça vit, ça rit
Puis sur les quais
de Notre-Dame
Padam, padam
Mais si l'on cherche
une romance encore plus belle
On va s'embrasser
à la Tour Eiffel
〈interlude〉
Quand on s'enlace,
quand on s'embrasse,
Ça rend heureux,
ça nous réjouit
Mais nos baisers
sont sublimés
Lorsque l'on a
l'endroit parfait
Tes lèvres
sur les miennes allument une étincelle
Pour s'embrasser,
pour s'embrasser,
alors allons-y
On va s'embrasser,
à la Tour Eiffel,
sous la Tour Eiffel,
autour de la Tour Eiffel
