君はいつも気ままに行動し
強気で自信満々
謎めいている
僕を愛しているの?
それともただ遊んでいるだけ?
どこへ向かっているの?
でも君のすべては
たったひとりの男のためにある
「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」は、
ベルギー出身の Maurane モラーヌが、温かく個性的な歌声で、愛する人に対する複雑な思いや深い感情を繊細に表現した、素敵な恋のバラード。
ジャズィで美しいメロディが都会的で、とてもお洒落な曲です。
ご自身の甘くせつない恋の記憶をたどりながら、私の大好きなモラーヌが歌う恋物語を、ぜひお聴きくださいませ。
「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」ってどんな曲?
★作詞&作曲 Daria De Martynoff ダリア・ド・マルティノフ、 Kevin Mulligan ケヴィン・ムリガン、Maurane モラーヌ
★歌 Maurane モラーヌ
★発表年 1989年
★Karafun 収録曲
歌詞はこのような内容です
君はさりげなく
僕のブラウンシュガーのような心の中を歩き回る
冗談じゃない
それなら僕は逃げるしかない
君の自由気ままなアドリブ映画は
まるで「青ひげ」か
「アンクル・トム」物語のようだ
硬い殻とリンゴのような心を持つ
君のすべてはたったひとりの男のためにある
君は僕を愛しているの?
それともただ遊んでいるだけ?
どこへ向かっているの
君は謎めいている
目の前にいる君はだれ?
強気で自信満々に的を射抜く
たとえ意味不明でも
誰にも教えない秘密の合ことばを
僕にだけは教えてほしい
でも君はいつも過剰で
どこか違う
まるで君のすべてが
たったひとりの男のためにあるかのように
君の話はいつも楽しい
でも、なぜそんなに自分を抑えるの?
君の肩のくぼみに
僕を受けいれてくれればいいのに
君は袋小路の先にいて
僕はそっと飛びこむけれど
君は通りすぎていく
やっと追いついたと思った瞬間
もう君はいない
君は僕を愛しているの?
それともただ遊んでいるだけ?
どこへ向かっているの
君は謎めいている
目の前にいる君はだれ?
強気で自信満々に的を射抜く
たとえ意味不明でも
誰にもいわない優しいことばを
僕にだけはいってほしい
でも君はいつも過剰で
どこか違う
まるで君のすべてが
たったひとりの男のためにあるかのように
たったひとりの男のために
ひとりの男のために
愛する人に対する思いや深い感情を繊細に表現した、お洒落なバラード、「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」。
センチメンタルな美しいメロディに乗せて、モラーヌの温かく豊かな歌声が心に優しく響いて、聴き手を引きこみます。
愛と献身の心と同時に不安や疑念の気持も示唆する歌詞は、
愛する人との間で複雑に揺れ動く感情や迷いという、多くの人々に相通じるテーマを描きだしています。
ベルギー出身のモラーヌが歌うお洒落な恋のバラードです
モラーヌ(本名:Claudine Luypaerts クローディーヌ・リュパール)は、ベルギー出身のシンガーで女優。才能豊かにシャンソンやポップスを歌って、フランス語圏を中心に愛されているアーティストです。
1960年にベルギーのイクセルで、音楽家の両親のもとに生まれたモラーヌは、幼少期からヴァイオリンやピアノ、歌を学びました。
1979年にフランスのシンガーソングライター、Pierre Barouh ピエール・バルーに見出され、Claude Maurane クロード・モラーヌのステージネームでレコードデビューしたもののあまり成功せず、ストリート・ミュージシャンやバック・シンガーに。
1983年、パリでのコンサート成功を転機にリリースした初アルバム「Danser ダンセ」(1986年)は、ジャズとシャンソンの要素を融合させた作品で、大きな評価を受けます。
その後、Michel Berger ミシェル・ベルジェが作曲したロックオペラ「Starmania スターマニア」に出演したり、音楽フェスティバルやコンサートで活躍して、数々の音楽賞を受賞。
セカンドアルバム「Maurane モラーヌ」(1989年)がヒットしてし、パリ・オランピア劇場公演や世界ツアーへと、一流アーティストの道を歩き出しました。
大親友ララ・ファビアンとのデュエット曲でも有名です
その温かく個性的な声と、力強く感性豊かな表現力は多くのファンを魅了。
私の大好きな「Danser」や、「Toutes les mamas」、「Sur un prélude de Bach」などのヒット曲のほか、
大親友の Lara Fabian ララ・ファビアン(やはりベルギー出身です)とのデュエット曲「Mais la vie 」や「Tu es mon autre」のほか、様々なアーティストたちとコラボしています。
同じベルギー出身のレジェンド・アーティスト Jacques Brel ジャック・ブレルや、
シャンソンとジャズを融合させた曲で有名な Claude Nougaro クロード・ヌガロの作品も数多く歌っていて、
私が彼らの曲を歌う際には、キーがピッタリで歌いやすいモラーヌのバージョンで歌っています。
2018年5月6日のコンサートで敬愛するブレルの曲を歌った翌日、57歳で突然この世を去り、フランス語圏の音楽シーンにとって大きな損失となりましたが、
彼女の音楽的才能と深い感情表現は、今も多くの人々に愛され続けています。
「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」の動画
映像が美しいオフィシャルクリップです
微妙に揺れ動く恋心を表現した美しい映像にのせて、モラーヌの歌う姿も重ねられています。
Tout pour un seul homme – Maurane (1990)
モラーヌ(29歳)の若々しいステージライヴ動画です
肩を強調したファッションが時代を感じさせますね。
Tout pour un seul homme - Maurane (1990)
48歳のモラーヌの深みを増した歌声です
自由に伸びやかに歌うモラーヌ。温かみと深みが増しています。
同じベルギー出身のレジェンド、ジャック・ブレルをオマージュするテレビ音楽番組のようです。
この10年後、57歳の若さで突然この世を去ってしまいました。
Tout pour un seul homme - Maurane (2008)
Youtube活用メモ
一緒に歌う場合は、テンポを遅めにしたり、ループ再生にすると便利です。
*画面をクリックすると右下に出る「歯車マーク」をクリックして、「再生速度」を 0.75 か 0.5 に設定しましょう。
*「歯車マーク」の「その他のオプション」(パソコンの場合は右クリック)から「ループ再生」をオンにしましょう。
*Youtubeサイトに移動せずに本サイト上で再生するとCMが入りません。
※すぐ歌われる場合は、こちらをクリックしてください。
本サイト独自の発音表記について
フランス語をできるだけ正しく発音するために、次のことをご確認ください。
シャンソニアネット独自のルビ表記と発音について
★「r」は「ら、り、る、れ、ろ」とひらがなの赤字で表記。舌先を下の歯の裏に当てて、喉を震わせて発音します。
★「鼻母音」は「~」を添えて表記。鼻から息を抜きながら発音します。
①「an, em, en, em」は、口を大きく縦に開けた「オ」の形で「ア~」と発音。「オ~」「コ~」「ソ~」「ト~」など青字で表記。「r」につくときは「ろ~」。
②「in, im, ein, ain, un, um」は口を横に開いた「エ」の形で「ア~」と発音。
③「on, om」は、口を丸くすぼめて鼻から「オ~」と発音。
⇒ その他の発音など、詳しくは「フランス語発音のポイント」「本サイトのルビについて」「歌う前の準備~歌ってみよう」をご参照ください。
リエゾンやアンシェンヌマンについて
単語を続けて発音する「リエゾンやアンシェヌマン」の箇所には下線を引いてあります。歌手により異なる場合もあります。
「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」フランス語歌詞
単語一つずつではなく、歌のメロディやフレーズに合わせてルビの区切りを入れてあります。
同じ歌手でもアレンジやバージョンによって、また別の歌手が歌う場合なども、歌詞が異なる場合があります。
印刷用歌詞 PDF(ルビつき&ルビなし)
印刷する場合は歌詞(ルビつき&ルビなし)のPDFを下記よりダウンロードしてカラー印刷してください。
⇒「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」歌詞(PDF)
ルビつきフランス語歌詞
短めにフレーズを区切って表記していますが、スマホの場合は画面を横長にしてスクロールしながらご覧ください。
「Tout pour un seul homme すべてはひとりの男のために」
Wah dah dah
ワ ダ ダ
wah dah wah bah
ワ ダ ワ バ
Deh wah deh wah
ドゥ ワ ドゥ ワー
wah wah wah
ワ ワ ワー
Mine de rien tu te balades
ミヌ ドゥ りア~ テュ トゥ バラードゥ
sur mon cœur de cassonade
スュる モ~ クァーる ドゥ カソナードゥ
C'est pas une partie de rigolade,
セ パ ユヌ パるティ ドゥ りゴラードゥ、
tant pis pour moi je m'évade
ト~ ピ プゥる ムワ ジュ メヴァードゥ
Ton cinéma ad libitum
ト~ スィネマ アド リビタ~
de Barbe Bleue ou d'oncle Tom
ドゥ バるブ ブルゥ ウゥ ド~クル トム
Une carapace,
ユヌ カらパス、
un cœur de pomme
ア~ クァーる ドゥ ポンム
t'as tout pour un seul homme!
タ トゥ プゥら~ セゥロンム
[Refrain]
Est-ce que tu m'aimes,
エス ク テュ メーム、
est-ce que tu joues ?
エス ク テュ ジュゥ
Où vas-tu je te sens tabou
ウゥ ヴァテュ ジュ トゥ ソ~ タブゥ
Qui es-tu devant moi farouche
キ エテュ ドゥヴォ~ ムワ ファるゥシュ
et sûr de toi tu fais mouche
エ スュる ドゥ トゥワ テュ フェ ムゥシュ
Même quand c'est du charabia
メーム コ~ セ デュ シャーらビア
J'aimerais tant
ジェムれ ト~
que tu me donnes le sésame
ク テュ ム ドンヌ ル セザム
Que tu ne donnes à personne
ク テュ ヌ ドンナ ペるソンヌ
Mais t'es toujours trop
メ テ トゥジュゥーるトゥろ
mais toujours comme
メ トゥジュゥーる コンム
Si t'avais tout pour un seul homme
スィ タヴェ トゥ プゥら~ セゥロンム
Quand tu causes
コ~ テュ コォズ
t'es toujours drôle
テ トゥジュゥーる ドゥろォル
Mais pourquoi tu self-controles?
メ プゥるクワ テュ セルフコ~トゥろォル?
Tu pourrais me laisser un rôle
テュ プゥれ ム レセ ア~ ろォル
au creux de ton épaule
オ クるゥ ドゥ ト~ネポォル
Je te vois au bout d'une impasse
ジュ トゥ ヴワ オ ブゥ デュナ~パース
Je plonge en douce
ジュ プロ~ジョ~ ドゥス
mais toi tu passes
メ トゥワ テュ パース
J'arrive à toi mais c'est la tasse
ジャりヴァ トゥワ メ セ ラ タース
déjà tu te casses
デジャ テュ トゥ カース
[Refrain]
Est-ce que tu m'aimes,
エス ク テュ メーム、
est-ce que tu joues ?
エス ク テュ ジュゥ
Où vas-tu je te sens tabou
ウゥ ヴァテュ ジュ トゥ ソ~ タブゥ
Qui es-tu devant moi farouche
キ エテュ ドゥヴォ~ ムワ ファるゥシュ
et sûr de toi tu fais mouche
エ スュる ドゥ トゥワ テュ フェ ムゥシュ
Même quand c'est du charabia
メーム コ~ セ デュ シャーらビア
J'aimerais tant
ジェムれ ト~
que tu me donnes le sésame
ク テュ ム ドンヌ ル セザム
Que tu ne donnes à personne
ク テュ ヌ ドンナ ペるソンヌ
Mais t'es toujours trop
メ テ トゥジュゥーる トゥろ
mais toujours comme
メ トゥジュゥーる コンム
Si t'avais tout pour un seul homme
スィ タヴェ トゥ プゥら~ セゥロンム
[Refrain]
Est-ce que tu m'aimes,
エス ク テュ メーム、
est-ce que tu joues ?
エス ク テュ ジュゥ
Où vas-tu je te sens tabou
ウゥ ヴァテュ ジュ トゥ ソ~ タブゥ
Qui es-tu devant moi farouche
キ エテュ ドゥヴォ~ ムワ ファるゥシュ
et sûr de toi tu fais mouche
エ スュる ドゥ トゥワ テュ フェ ムゥシュ
Même quand c'est du charabia
メーム コ~ セ デュ シャーらビア
J'aimerais tant
ジェムれ ト~
que tu me donnes le mot doux
ク テュ ム ドンヌ ル モ ドゥ
Que tu ne donnes à personne
ク テュ ヌ ドンナ ペるソンヌ
Mais t'es toujours trop
メ テ トゥジュゥーる トゥろ
mais toujours comme
メ トゥジュゥーる コンム
Si t'avais tout pour un seul homme
スィ タヴェ トゥ プゥら~ セゥロンム
Tout pour un seul homme
トゥ プゥら~ セゥロンム
Tout pour un seul homme
トゥ プゥら~ セゥロンム
Ooh ooh ooh...
ウゥ ウゥ ウゥ...
Tout pour un seul homme
トゥ プゥら~ セゥロンム
Tout pour un seul homme
トゥ プゥら~ セゥロンム
Ooh ooh ooh...
ウゥ ウゥ ウゥ...
Tout pour un seul homme
トゥ プゥら~ セゥロンム
フランス語歌詞(ルビなし)
リエゾン、アンシェンヌマンの箇所に下線をつけてあります。
"Tout pour un seul homme"
Wah dah dah
wah dah wah bah
Deh wah deh wah
wah wah wah
Mine de rien tu te balades
sur mon cœur de cassonade
C'est pas une partie de rigolade,
tant pis pour moi je m'évade
Ton cinéma ad libitum
de Barbe Bleue ou d'oncle Tom
Une carapace,
un cœur de pomme
t'as tout pour un seul homme!
[Refrain]
Est-ce que tu m'aimes,
est-ce que tu joues ?
Où vas-tu je te sens tabou
Qui es-tu devant moi farouche
et sûr de toi tu fais mouche
Même quand c'est du charabia
J'aimerais tant
que tu me donnes le sésame
Que tu ne donnes à personne
Mais t'es toujours trop
mais toujours comme
Si t'avais tout pour un seul homme
Quand tu causes
t'es toujours drôle
Mais pourquoi tu self-controles?
Tu pourrais me laisser un rôle
au creux de ton épaule
Je te vois au bout d'une impasse
Je plonge en douce
mais toi tu passes
J'arrive à toi mais c'est la tasse
déjà tu te casses
[Refrain]
Est-ce que tu m'aimes,
est-ce que tu joues ?
Où vas-tu je te sens tabou
Qui es-tu devant moi farouche
et sûr de toi tu fais mouche
Même quand c'est du charabia
J'aimerais tant
que tu me donnes le sésame
Que tu ne donnes à personne
Mais t'es toujours trop
mais toujours comme
Si t'avais tout pour un seul homme
[Refrain]
Est-ce que tu m'aimes,
est-ce que tu joues ?
Où vas-tu je te sens tabou
Qui es-tu devant moi farouche
et sûr de toi tu fais mouche
Même quand c'est du charabia
J'aimerais tant
que tu me donnes le mot doux
Que tu ne donnes à personne
Mais t'es toujours trop
mais toujours comme
Si t'avais tout pour un seul homme
Tout pour un seul homme
Tout pour un seul homme
Ooh ooh ooh...
Tout pour un seul homme
Tout pour un seul homme
Ooh ooh ooh...
Tout pour un seul homme