学校が終わると友だちと通った
ロレットのカフェ
悩んでいるときも
僕たちを温かく迎えいれてくれた
ロレットの優しさと
素敵な店のことは
青春の大切な思い出
楽しいときを過ごした店と、オーナーであるロレットの温かい心づかいは、今も忘れられない記憶...
Michel Delpech ミシェル・デルペシュの「Chez Laurette ロレットの店で」は、
青春時代を過ごした思い出の場所と、自分たちを見守ってくれた優しい大人の存在を、懐かしく思いおこす作品です。
1960年代の空気が感じられる、切なくも心温まる歌を、ご自身の青春時代を思いだしながらお聴きくださいませ。
「Chez Laurette ロレットの店で」ってどんな曲?
★作詞 Michel Delpech ミシェル・デルペシュ
★作曲 Roland Vincent ロラン・ヴァンサン
★発表年 1965年
★Karafun 収録曲
歌詞はこのような内容です
彼女が僕たちのことを "子どもたち" って呼ぶとき
とても愛してくれていることが伝わってきた
お小づかいはいつも
彼女の店のスロットマシンに消えていった
授業が終わると僕たちは飲みに行き
店に入ると、ロレットが笑顔で迎えてくれた
彼女が抱きしめてくれると
勉強のことや悩みごとも
たちまち消えてしまった
ロレットの店はとても楽しかった!
僕たちがパーティーをしていると
彼女はいつも来てくれた
本当に最高だった!
お金がないときは
ロレットが払ってくれた
それどころか
僕たちが落ちついて過ごせるようにと
カフェの中に僕たち専用のコーナーがあり
そこに座って
通り過ぎる女の子たちを眺めていた
中には僕たちのことを気にいってくれる子もいた
悩みごとがあるときに
慰めてくれたのはロレットだけだった
彼女が話しかけてくれると
僕たちはまた笑うことができた
ほんの一瞬で
すべてを変えてくれる人だった
ロレットの店は最高だった!
また行ってみよう
彼女のことを忘れないために
きっとまた楽しい時間になるだろう
そしてまた話そう
昔の思い出を
ロレットの店で
青春時代の大切な場所を描いた曲です
「Chez Laurette ロレットの店で」は、1965年に発表された Michel Delpech ミシェル・デルペシュの初期の代表作。
シンプルで優しいメロディの中に、青春の思い出と甘い切なさが感じられる曲です。
"ロレットの店" は、学校が終わると友だちと集まる、若者たちのたまり場。
おしゃべりをしたり、ときには恋が芽生え、
お金がなくても、悩みがあっても受けいれてくれるところ。
楽しく自由な時間が流れていた、青春時代を象徴する懐かしい場所。
ロレットが実在の人物かどうかはわかりませんが、
曲の中では、仲間たちが集まる素敵なカフェのオーナーであり、
少年たちを温かく迎えいれ、優しく面倒を見てくれた存在として、感謝の気持ちをこめて描かれています。
最初は明るく楽しい思い出として歌っていましたが、
歌が進むにつれて、やがて大人になり、楽しかった昔の時間は戻らない、という寂しさが感じられるようになります。
ミシェル・デルペシュが優しく切なく歌っています
Michel Delpech ミシェル・デルペシュ(1946〜2016)は、1960〜70年代に活躍したフランスのシンガーソングライター。
パリ近郊のクールブヴォワで生まれ、若くして音楽活動を始めましたが、
1965年、21歳のときに発表したこの「Chez Laurette ロレットの店」がヒットして、一躍有名になります。
親しみやすい人物像と、自然体の歌い方が魅力で、まるで日々の物語をさりげなく語っているような、ノスタルジックな音楽スタイルが特徴。
その後も、恋愛や青春、時の流れなど、誰でも共感できるテーマと、わかりやすい歌詞、シンプルで覚えやすいメロディで、ヒット曲を発表しつづけ、
フランスのポップミュージック界を代表する存在になりました。
1973年に、結婚生活が破綻して辛い離婚をしたことをきっかけに、精神的に不調をきたして、薬物やアルコールなどに溺れるようになり鬱状態に。
その後も自身の離婚や鬱病について歌った曲などを時々発表しながら、静かにキャリアをつづけていましたが、
1980年代に入り、リリースした曲やアルバムが成功を収めてカムバック。
再婚をきっかけに心の迷いから立ち直り、オランピア劇場でのコンサートも再開するなど、
苦しい時期を乗り越えて、人生の浮き沈みを見つめるような楽曲や、深みを増した表現で再び評価されるようになります。
ガンと闘病中だった2014年に、ミュージカル聖書「Dolly Bibble ドリー・ビブル」の中で歌った「La fin du chemin 道の終わり」という曲が、深く静かな感動を呼びました。
私もとても感動した作品で、近いうちにご紹介したいと思っています。
聴く人それぞれの青春の思い出が蘇ってくる作品です
誰にでもある "青春時代の大切な場所" や "忘れえぬ人たち"。
青春の思い出という共通テーマのもと、聴く人それぞれの "ロレットの店" を思いださせてくれる曲。
あの頃の楽しかった時間は戻ってこないけれど、心の中には残りつづける...
そんなメッセージが心に響いてきます。
ゲームもSNSもなかった時代。友だち同士で集まって話をするのが唯一の楽しみという、当時の若者たちの実にシンプルな生活スタイルが、
1960年代の空気とともによく表現されています。
同じころに青春時代を過ごした方々にとっては、ご自身の思い出が昨日のことのように思いだされるかも知れません。
これからも名曲のひとつとして多くの人々に愛され、
聴く人それぞれの思い出の中に生きつづけていくことでしょう。
「Chez Laurette ロレットの店で」の動画
若き日のミシェル・デルペシュのライヴ動画です
カラーテレビが広く普及する前の1969年当時、視聴者の目をひきつけようと、カラフルな衣装を着た人気アーティストたちが出演した音楽番組で。
25歳の若々しく明るい歌声が懐かしい動画です。
Chez Laurette - Michel Delpech (1969)
晩年の穏やかな歌声です
数々の苦難と試練を乗りこえてきたミシェル・デルペシュ68歳の、優しく素敵な笑顔です。
青春の日々を懐かしく思い浮かべながら歌ったことでしょう。
この2年後に、惜しまれながら静かにこの世を去ったのでした。
Chez Laurette - Michel Delpech (2014)
歌を覚えるのはこちらで
2014年にレコーディングされた音質のよいオリジナル音源です。
Chez Laurette - Michel Delpech (2014)
アメル・ベントが切々と歌っています
初めにこの曲に対する思いが語られてから、コーラスをバックに情感たっぷりに歌いあげる Amel Bent アメル・ベント。
フランス全国から様々なコーラスグループが参加する「300コーラス」という音楽番組で。
Chez Laurette - Amel Bent (2019)
Youtube活用メモ
一緒に歌う場合は、テンポを遅めにしたり、ループ再生にすると便利です。
*画面をクリックすると右下に出る「歯車マーク」をクリックして、「再生速度」を 0.75 か 0.5 に設定しましょう。
*「歯車マーク」の「その他のオプション」(パソコンの場合は右クリック)から「ループ再生」をオンにしましょう。
*Youtubeサイトに移動せずに本サイト上で再生するとCMが入りません。
※すぐ歌われる場合は、こちらをクリックしてください。
本サイト独自の発音表記について
フランス語をできるだけ正しく発音するために、次のことをご確認ください。
シャンソニアネット独自のルビ表記と発音について
★「r」は「ら、り、る、れ、ろ」とひらがなの赤字で表記。舌先を下の歯の裏に当てて、喉を震わせて発音します。
★「鼻母音」は「~」を添えて表記。鼻から息を抜きながら発音します。
①「an, em, en, em」は、口を大きく縦に開けた「オ」の形で「ア~」と発音。「オ~」「コ~」「ソ~」「ト~」など青字で表記。「r」につくときは「ろ~」。
②「in, im, ein, ain, un, um」は口を横に開いた「エ」の形で「ア~」と発音。
③「on, om」は、口を丸くすぼめて鼻から「オ~」と発音。
⇒ その他の発音など、詳しくは「フランス語発音のポイント」「本サイトのルビについて」「歌う前の準備~歌ってみよう」をご参照ください。
リエゾンやアンシェンヌマンについて
単語を続けて発音する「リエゾンやアンシェヌマン」の箇所には下線を引いてあります。歌手により異なる場合もあります。
「Chez Laurette ロレットの店で」フランス語歌詞
単語一つずつではなく、歌のメロディやフレーズに合わせてルビの区切りを入れてあります。
同じ歌手でもアレンジやバージョンによって、また別の歌手が歌う場合なども、歌詞が異なる場合があります。
発音・歌い方のポイント
発音のポイントをいくつかご紹介します。
〈*1〉
印刷用歌詞 PDF(ルビつき&ルビなし)
印刷する場合はフランス語歌詞(ルビつき&ルビなし)のPDFを下記よりダウンロードしてカラー印刷してください。
⇒「Chez Laurette ロレットの店で」歌詞PDF(ルビつき)
⇒「Chez Laurette ロレットの店で」歌詞PDF(ルビなし)
ルビつきフランス語歌詞
短めにフレーズを区切って表記していますが、スマホの場合は画面を横長にしてスクロールしながらご覧ください。
「Chez Laurette ロレットの店で」
[1]
À sa façon
ア サ ファソ~
de nous appeler ses gosses
ドゥ ヌゥザプレ セ ゴッス
On voyait bien
オ~ ヴワイエ ビア~
qu'elle nous aimait beaucoup
ケル ヌゥゼメ ボォクゥ
C'était chez elle,
セテ シェゼル、
que notre argent de poche
ク ノートゥらるジョ~ ドゥ ポォシュ
Disparaissait
ディスパれセ
dans les machines à sous
ド~ レ マシーナ スゥ
Après les cours,
アプれ レ クゥーる、
on allait boire un verre
オ~ナレ ブワーら~ ヴェーる
Quand on entrait,
コ~ト~ ノ~トゥれ、
Laurette souriait
ロォれットゥ スゥりエ
Et d'un seul coup,
エ ダ~ スァル クゥ、
nos leçons, nos problèmes
ノ ルソ~、ノ プろブレーム
Disparaissaient
ディスパれッセ
Quand elle nous embrassait
コ~テル ヌゥ ゾ~ブらッセ
[Refrain]
C'était bien,
セテ ビア~、
chez Laurette !
シェ ロォれットゥ !
Quand on faisait la fête
コ~ト~ フゼ ラ フェートゥ
Elle venait vers nous,
エル ヴネ ヴェる ヌゥ、
Laurette !
ロォれットゥ !
C'était bien,
セテ ビア~、
c'était chouette !
セテ シュゥエットゥ!
Quand on était fauchés
コ~ト~ ネテ フォシェ
Elle payait pour nous,
エル ペイエ プゥる ヌゥ、
Laurette !
ロォれットゥ !
[2]
Et plus encore,
エ プリュゾ~コーる、
afin qu'on soit tranquilles
アファ~ コ~ スワ トゥろ~キール
Dans son café,
ド~ ソ~ カフェ、
y'avait un coin pour nous
ヤヴェ タ~ クワ~ プゥる ヌゥ
On s'y mettait
オ~ スィ メテ
pour voir passer les filles
プゥる ヴワーる パセ レ フィーユ
Et j'en connais
エ ジョ~ コネ
qui nous plaisaient beaucoup
キ ヌゥ プレゼ ボォクゥ
Si par hasard,
スィ パらザーる、
on avait l'âme en peine
オ~ナヴェ ラーモ~ ペーヌ
Laurette seule
ロォれットゥ スァル
savait nous consoler
サヴェ ヌゥ コ~ソレ
Elle nous parlait,
エル ヌゥ パるレ、
et l'on riait quand même
エ ロ~ りエ コ~ メーム
En un clin d'œil,
オ~ナ~ クラ~ ドゥイユ、
elle pouvait tout changer
エル プゥヴェ トゥ ショ~ジェ
[Refrain]
C'était bien,
セテ ビア~、
chez Laurette !
シェ ロォれットゥ !
On y retournera
オ~ニ るトゥるヌら
Pour ne pas l'oublier,
プゥる ヌ パ ルゥブリエ、
Laurette !
ロォれットゥ !
Ce sera bien,
ス スら ビア~、
ce sera chouette !
ス スら シュゥエットゥ !
Et on reparlera
エ オ~ るパるルら
Des histoires du passé,
デズィストゥワーる デュ パッセ、
chez Laurette !
シェ ロォれットゥ !
Ce sera bien,
ス スら ビア~、
ce sera chouette !
ス スら シュゥエットゥ !
Et on reparlera
エ オ~ るパるルら
Des histoires du passé,
デズィストゥワーる デュ パッセ、
chez Laurette !
シェ ロォれットゥ !
Chez Laurette !
シェ ロォれットゥ !
フランス語歌詞(ルビなし)
リエゾン、アンシェンヌマンの箇所に下線をつけてあります。
"Chez Laurette"
[1]
À sa façon
de nous appeler ses gosses
On voyait bien
qu'elle nous aimait beaucoup
C'était chez elle,
que notre argent de poche
Disparaissait
dans les machines à sous
Après les cours,
on allait boire un verre
Quand on entrait,
Laurette souriait
Et d'un seul coup,
nos leçons, nos problèmes
Disparaissaient
Quand elle nous embrassait
[Refrain]
C'était bien,
chez Laurette !
Quand on faisait la fête
Elle venait vers nous,
Laurette !
C'était bien,
c'était chouette !
Quand on était fauchés
Elle payait pour nous,
Laurette !
[2]
Et plus encore,
afin qu'on soit tranquilles
Dans son café,
y'avait un coin pour nous
On s'y mettait
pour voir passer les filles
Et j'en connais
qui nous plaisaient beaucoup
Si par hasard,
on avait l'âme en peine
Laurette seule
savait nous consoler
Elle nous parlait,
et l'on riait quand même
En un clin d'œil,
elle pouvait tout changer
[Refrain]
C'était bien,
chez Laurette !
On y retournera
Pour ne pas l'oublier,
Laurette !
Ce sera bien,
ce sera chouette !
Et on reparlera
Des histoires du passé,
chez Laurette !
Ce sera bien,
ce sera chouette !
Et on reparlera
Des histoires du passé,
chez Laurette !
Chez Laurette !