★作詞&作曲 Veronique Sanson ヴェロニク・サンソン
★歌 Veronique Sanson ヴェロニク・サンソン
★発表年 1979年
・Karafun収録曲
私が愛した息子や
友人たちが去ってゆくとき
別れの挨拶をするわ
情熱の炎が消えて
静かになった今
私は一人ぼっちになってしまったことに気づくの
1960年代にフランスで全盛だった「イエイエ」時代から1970年代の「ニューミュージック」へと、新しい時代の旗手の一人となったヴェロニク。
その後、アメリカ人ロックミュージシャン Stephen Stills スティーブン・スティルスと結婚してアメリカをベースに活動しますが、離婚後一人息子の親権問題で法廷闘争が続き、心身共に疲労しきっていた頃に作られたのがこの曲です。(数年後に親権を獲得したそうですが)
1980年、リリース翌年のテレビショーで歌う若々しいヴェロニク。口の動きがよくわかるので、しっかり見て真似しながら歌ってみましょう。
Ma révérence - Veronique Sanson (1980)
プラハ交響楽団と共にパリのシャトレ劇場で録音されたアルバム「Symphonique Sanson」(1989年)のライヴ音源です。一部歌詞が異なっていますが、美しい響きが拡がる、いつもとは雰囲気の違う「Ma révérence」です。
Ma révérence - Veronique Sanson (1989)
Maurane モラーヌがヴェロニクへのオマージュとしてしっとりと歌う「Ma révérence」。後半の歌詞が一部省略されています。
モラーヌも私の好きな歌手の一人ですが、残念ながらこの5年後に突然亡くなってしまいました。彼女の歌もこれからたくさんご紹介したいと思います。
Ma révérence - Maurane (2013)
Youtube活用メモ
一緒に歌う場合は、テンポを遅めにしたり、ループ再生にすると便利です。
*画面をクリックすると右下に出る「歯車マーク」をクリックして、「再生速度」を 0.75 か 0.5 に設定しましょう。
*画面を長押し(パソコンの場合は右クリック)して「ループ再生」をオンにしましょう。
*Youtubeサイトに移動せずに本サイト上で再生するとCMが入りません。
※すぐ歌われる場合は、こちらをクリックしてください。
歌う前の確認事項
歌う前に以下のことをご確認ください。できるだけ正しいフランス語を発音するために、とても大切なポイントです。
⇒ 「フランス語発音のポイント」「本サイトのルビについて」「歌う前の準備~歌ってみよう」で詳しく解説していますのでご参照ください。
⇒ フランス語シャンソン初心者の方は、「フランス語で歌うシャンソン入門講座」から始めてください。
本サイト独自のルビ表記と発音について
★「r」は「ら、り、る、れ、ろ」で表記。口の奥を震わせて発音します。前後の子音によって硬い「r」と柔らかい「r」の二通りの発音があります。
★「鼻母音」については、鼻から息を抜きながら母音を発音する(口を閉じて「ン」と発音しない)ので、本サイトでは母音や子音のカタカナ表記の横に「~」を添えて鼻母音を表記しています。軽く鼻腔を閉じて息を抜くイメージです。
①「an, em, en, em」は、口を大きく縦に開けた「ア~」と「オ~」の中間のような音。青字で「オ~」「コ~」「ソ~」「ト~」など青字で表記。「r」につくときは「ろ~」と表記しています。
②「in, im, ein, ain, un, um」は口を横に開いた「エ」の形で「ア~」と鼻から抜いて発音。
③「on, om」は、口を丸くすぼめて鼻から「オ~」と発音。
リエゾンやアンシェンヌマンについて
リエゾンやアンシェヌマンしている箇所には下線を引いてあります。
日本語訳
日本語訳や曲の解説をしているお勧めのサイトはこちらです。
⇒ 朝倉ノニーの歌物語「Ma révérence 別れの挨拶」
「Ma révérence 別れの挨拶」歌詞
単語一つずつではなく、歌のメロディやフレーズに合わせてルビの区切りを入れてあります。同じ歌手でもアレンジやバージョンによって、また別の歌手が歌う場合なども、歌詞が異なる場合があります。
印刷用歌詞(PDF)
印刷する場合は歌詞(ルビつき&ルビなし)のPDFをダウンロードしてカラー印刷してください。
ルビつき歌詞
短めにフレーズを区切って表記していますが、スマホの場合は画面を横長にしてスクロールしながらご覧ください。
「Ma révérence 別れの挨拶」
Quand je n'aurai plus le temps
コ~ ジュ ノれ プリュ ル ト~
De trouver tout l'temps du courage
ドゥ トるヴェ トゥ ルト~ デュ クらージュ
Quand j'aurai mis vingt ans
コ~ ジョれ ミ ヴァ~ト~
À voir que tout était mirage
ア ヴワーる ク トゥテテ ミらージュ
Je tire ma révérence
ジュ ティーる マ れヴェろ~ス
Ma révérence
マ れヴェろ~ス
Quand mon fils sera grand
コ~ モ~ フィル スら グろ~
Qu'il n'aura plus besoin de moi
キル ノら プリュ ブズワ~ ドゥ ムワ
Quand les gens qui m'aimaient
コ~ レ ジョ~ キ メメー
Seront emportés loin de moi
スろ~ ト~ポるテ ルワ~ ドゥ ムワ
Je leur tire ma révérence
ジュ ルァーる ティーる マ れヴェろ~ス
Ma révérence
マ れヴェろ~ス
<間奏>
Et ma vie
エ マ ヴィ
Endormie
オ~ドるミ
Doucement
ドゥスモ~
Et mon cœur sera froid
エ モ~ クァーる スら フろワ
Il ne saura même plus s'affoler
イル ヌ ソら メーム プリュ サフォレ
Il ne deviendra
イル ヌ ドゥヴィア~ドら
Qu'une pauvre horloge à réparer
キュヌ ポーヴろー ロージャ れパれ
Il n'aura plus de flamme
イルノら プリュ ドゥ フラム
Il n'aura plus de flamme
イルノら プリュ ドゥ フラム
Il n'y aura plus de femmes
イルニオら プリュ ドゥ ファム
Et mes amis fidèles
エ メザミ フィデル
Auront disparu un par un
オろ~ ディスパりュ ア~パら~
Trouvant que j'étais belle
トるヴォ~ ク ジェテ ベル
Que j'aurais bien fait mon chemin
ク ジョれ ビア~ フェ モ~ シュマ~
Alors j'aurai honte de mes mains
アロる ジョれ オ~トゥ ドゥ メマ~
J'aurai honte de mes mains
ジョれ オ~トゥ ドゥ メマ~
Quand je n'aurai plus le temps
コ~ ジュ ノれ プリュ ル ト~
De trouver tout l'temps du courage
ドゥ トるヴェ トゥ ルト~ デュ クらージュ
Quand j'aurai mis vingt ans
コ~ ジョれ ミ ヴァ~ト~
À voir que tout était mirage
ア ヴワーる ク トゥテテ ミらージュ
Alors j'entends au fond de moi
アロる ジョ~ト~ オ フォ~ ドゥムワ
Une petite voix
ユヌ プティトゥ ヴワ
Qui sourd et gronde
キ スゥーる エ グろ~ドゥ
Que je suis seule au monde
ク ジュ スュイ スァル オ モ~ドゥ
フランス語歌詞(ルビなし)
リエゾン、アンシェンヌマンの箇所に下線をつけてあります。
「Ma révérence」
Quand je n'aurai plus le temps
De trouver tout l'temps du courage
Quand j'aurai mis vingt ans
À voir que tout était mirage
Je tire ma révérence
Ma révérence
Quand mon fils sera grand
Qu'il n'aura plus besoin de moi
Quand les gens qui m'aimaient
Seront emportés loin de moi
Je leur tire ma révérence
Ma révérence
<間奏>
Et ma vie
Endormie
Doucement
Et mon cœur sera froid
Il ne saura même plus s'affoler
Il ne deviendra
Qu'une pauvre horloge à réparer
Il n'aura plus de flamme
Il n'aura plus de flamme
Il n'y aura plus de femmes
Et mes amis fidèles
Auront disparu un par un
Trouvant que j'étais belle
Que j'aurais bien fait mon chemin
Alors j'aurai honte de mes mains
J'aurai honte de mes mains
Quand je n'aurai plus le temps
De trouver tout l'temps du courage
Quand j'aurai mis vingt ans
À voir que tout était mirage
Alors j'entends au fond de moi
Une petite voix
Qui sourd et gronde
Que je suis seule au monde